- 社会人で宅建試験に合格したリアルな体験記
- 3ヵ月で合格した具体的なスケジュール
- 独学での勉強方法
当記事はこのような内容になってます。
私のブログでは宅建試験の合格者にインタビューしています。
今回はわずか3ヵ月間で見事一発合格された方の体験記です。
具体的なスケジュールも教えていただきました。
この記事の執筆者
初めまして綾丸と申します。製造業の事務職をしている女性で、令和4年度の7月中旬から始めて、約3ヵ月間、250時間で宅建試験に独学合格しました。その時の勉強方法を書いていきます。
仕事の拘束時間です。
- 通勤時間は往復1時間
- 勤務時間は8時間/日
- 残業時間は10時間/月
- 事務所出社が週に2日、在宅勤務が週に3日程度
合計点数は36点(権利関係9点、法令上の制限6点、税その他3点、宅建業法14点、免除科目4点)です。

およその勉強時間
7月中旬から8月終わりまでは平日1時間程度、休日2時間程度。8月中旬に1週間あったお盆休みでは、勉強をサボってしまい毎日1時間程度。9月に入ってからは平日3時間程度、休日6時間程度。10月に入ってからはラストスパートで平日3時間程度、休日8時間程度。
およその勉強時間は250時間でした。
勉強時間の分配は以下の通りです。
- 権利関係3割程度
- 法令上の制限3割程度
- 税その他1.5割程度
- 宅建業法2割程度
- 免除科目0.5割程度
7月中旬から9月末で勉強したこと
私はいきなり問題集から勉強をしました。7月中旬から9月末には主に以下の2つの教材を使って勉強しました。
1つ目の教材は、ナツメ社の「史上最強の宅建士問題集」です。この問題集は、過去の試験で出た問題を数多く収録し詳しい解説が載っています。
問題の形式は一問一答になっていて、見開きの左のページに問題が、右のページにその解答が書かれているので、解答部分だけを隠して問題を解くのがやりやすかったです。
また、解説文は重要な部分が赤シートで隠せるようになっていたので、赤シートで隠して重要な部分を暗記するといった参考書のような使い方ができたところが良いと思いました。

2つ目の教材は、スマホアプリの「宅建過去問2022」です。これは過去10年分の宅建の過去問演習ができるアプリです。
科目ごとに問題を出題させることができたので苦手を重点的に勉強するという使い方ができて良かったです。解説が丁寧に書かれていたところが良かったと思いました。
7月中旬から9月末の基礎固めの時期では、ナツメ社の「史上最強の宅建士問題集」をひたすら何周も解き、間違える問題には付箋を貼って、その問題の解説が分かるようになるまで付箋を剥がさずに何周も解くということをしていました。
まぐれで正解した問題でも解説文を読んでいて自分の理解が間違っていたところは付箋を剥がさず、解説文を読んで大事なところに線を引いて暗記しました。また、聞き馴染みが無くてどうしても覚えられない単語はネットで検索して勉強しました。
そして、問題集を何周か解いて自分の苦手な科目が分かってきたら、スマホアプリの「宅建過去問2022」を使って、電車の移動時間や会社の休憩時間などの隙間時間に苦手科目を集中的に勉強していました。
このアプリは出題形式を一問一答か四肢択一の2種類から選んで解くことができ、私は一問一答形式の問題で解いていました。
スマホアプリの勉強だと疲れてベッドで寝転んででも勉強できるので、机に向かって勉強するのが面倒くさい時や寝る直前などにも勉強ができて時間の有効活用ができました。
私は働きながらの勉強だったので平日の昼間は勉強できませんでしたが、退勤して帰宅してからは毎日少しでも良いから勉強するようにしていました。
仕事で疲れている日は問題集の5ページくらいしか解けない日もありました。その代わり、平日で在宅勤務だった日はそこまで疲れず体力も残っていたので勉強をいつもより頑張ることにしていました。
それ以外に、私は勉強時間を捻出するために家事の負担を減らすようにしていました。例えば食事は凝ったものではなく簡単に作れるものを毎日作って料理の時間を減らしたり、食材を買うのはネットスーパーにして買い物の時間を減らしたりしました。 ️
7月中旬から9月末の2か月半の合計勉強時間は約170時間くらいだと思います。
失敗談は、この時期はまだ誘惑に負けてしまい勉強が捗らなかったことがあり、それが失敗だったと思っています。例えば、面白いテレビ番組やYouTubeを見つけてしまうと試験当日までまだ日数があるから大丈夫だと思ってしまって、そのテレビ番組やYouTubeに時間を費やしてしまっていました。
この時期にもう少し勉強ができていれば、もっと良い点数で合格できたのではないかと思っています。もし自分が今また勉強するとしたら、スマホをあまり見ないようにSNSの通知を切って机の上には置かないようにするといった工夫をしたいです。
10月から宅建試験日まで勉強したこと
10月から本番までの2週間が後半期です。この時期には主に以下の2つの教材を使って勉強しました。
1つ目の教材は、TAC出版の「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集 2022年度」です。この問題集は過去11年分の試験問題が科目別に収録されているのと、最新年度の本試験が収録されています。
問題の重要度が記載されていたので勉強時間が少ない私にとっては難しい問題を飛ばしながら絶対に間違えられない基本的な問題の勉強ができたところが良かったです。

2つ目の教材は、「宅建試験過去問道場」です。これは、平成12年度から令和4年度までの計23年分の宅建試験の過去問題約1,250問が収録されているサイトです。
このサイトでは、自分の正答率を成績レポートで見ることができ、どの科目を重点的にやろうかという対策や、正答率を何%まで上げようという目標が立てやすかったところが良かったです。
私はそれまで一問一答形式の問題しか解いていなかったので、本試験と同じ四肢択一式の出題に慣れるために「スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集 2022年度」使って勉強しました。
この問題集で四肢択一式の解き方に慣れ、一問一答形式の問題を解くのとは違ってたとえ答えに自信がない問題でも、全部の選択肢をきちんと読んで冷静に答えを選べば間違いを防げるのだということを学びました。問題文の大事なところに線を引き、早とちりをしないように解く練習にもなりました。
また、「宅建試験過去問道場」は、出題させる問題のレベルを自分で指定することができたので、私は簡単の問題ばかりを出題させて基礎の復習をしたり、難しい問題ばかり出題させて応用的な問題を解く思考力を磨いたりといった勉強をしました。
この時期は、試験本番が近いという緊張感から、隙間時間に無駄なことをすることが減りました。
ですが、私はさらにもっと勉強以外のことが極力できない環境に身を置くために、この時期は好きなゲームソフトとゲーム機を実家に預けて手元に無い状態にして勉強に取り組むという工夫をしました。
しばらくゲームができないとゲームをやりたい気持ちが薄まりましたし、私はゲームができないとなると勉強をするしかなくて結果的に勉強が捗ったので非常に効果がありました。
もし実家から離れて暮らしている方がいましたら、勉強の妨げになるものを実家に預けるのはおすすめです。それ以外にも、図書館やカフェなど誘惑の無い環境に行って勉強するのもおすすめです。
この時期の合計勉強時間は約80時間くらいだと思います。
この時期になると、分からない問題が減ってきて順調に勉強が進んではいましたが、今思うと後悔していることがあります。それはYouTubeを活用した勉強を全くやらなかったことです。
例えば、勉強をしていると参考書を読んでもよく分からない話や何度読んでも覚えられない話が出てくる時があります。
スクールに通っている場合は先生に解説してもらうことができますが、私は独学だったのでネットで調べるしかなく、それでも文字情報だけだとよく分からないものがあり、最終的には無理矢理暗記をしていました。
暗記をする時は頭の中でストーリーを勝手に作って覚えるといった工夫はしていましたが、YouTubeで解説動画を検索してそれを見れば、きちんと理解した上で暗記できたのではないかと思っています。もし自分が今また勉強するとしたら、分からない単語をYouTubeで検索して解説動画を見ながら勉強したいです。
独学で苦労した点
私が独学で苦労したことは、勉強の進め方をアドバイスしてくれる人がいなくて自分で考えながら進めなくてはいけなかったことです。
宅建の勉強は初めてだったので、どういったことをどんな順番でやっていくのがベストなのか考えるのが難しかったです。とはいえ、私は過去の大学受験などを思い出して勉強の進め方を自分で考えました。
私の勉強方法のポイント
ポイントは3つありました。
1つ目は勉強を始めたのが本番3ヶ月前で比較的短い方だったので、参考書をじっくり読むのではなく問題集をひたすら解くという勉強スタイルにしたことです。
2つ目は、苦手な科目が分かってからはその苦手を克服するためにその科目だけ他より多めに解くことにしたことです。
そして3つ目は、最初は基礎を固めるために一問一答の問題を数多く解き、基礎が固まってきたら本番を意識して四肢一択の問題を解くことです。他の人から勉強の進め方のアドバイスがもらえないのは大変ではありましたが、自分でどうしたら限られた期間の勉強で合格できるか考える力がつきました
宅建試験に合格したいけど、分厚いテキストを一人で消化するのは難しい、質問したいことがある、という方にはアガルートやフォーサイトの通信講座をおすすめします。
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