ワンオペ主婦でも宅建試験に独学合格、勉強方法を紹介

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ワンオペ主婦でも宅建試験に独学合格、勉強方法を紹介

0歳児を育てながら、2022年度の宅建試験に合格した35歳の専業主婦ミズです。

宅建試験の勉強を始めようと思ったのは2022年の4月末。主人にひとり時間をもらってフラッと立ち寄った本屋で宅建士のテキストを見かけたのがきっかけでした。

「仕事もしてないし、勉強をして自信をつけたいな」と何となく思い、そのまま見かけたテキストを購入していました。そこから10月の宅建試験に向けて勉強をした時間は約半年。

大学時代に1度宅建試験を受けて落ちた経験があるので、初めてのチャレンジではなかったのですが、大学時代に詰め込んだ知識はほぼ残っていませんでした。

離乳食も始まったばかり…まだまだ赤ちゃんだった我が子を抱えながら、主人が出勤する前の時間や子どもが昼寝をしている間などにコツコツと勉強を続け、10月の試験に挑みました。

結果としては、自己採点37点。2022年度の合格ライン36点より+1点で合格することができました。

目次

育児と宅建試験の勉強を両立させたコツ

0歳児育児はとにかく目が離せません。そのため集中して勉強する時間が取りにくいです。

個人的にまとまって勉強をしないと勉強した気になれないタイプなのですが、ワンオペ育児中は割り切り、とにかくスキマ時間を有効に使うということを心がけました。

「まとまった時間はないけど、5分のスキマ時間ならたくさんある!」とポジティブに思考を変換させたことが、私の育児と宅建試験の勉強を両立させたコツでした。

宅建試験独学合格までに実際にかかった勉強時間

宅建試験の勉強をしていた期間は約半年間。平日は2時間、主人が休みの日には4時間は勉強ができていたので、勉強時間は単純計算で300〜350時間ほどでした。

宅建試験の出題科目は以下の5つです。(カッコ部分は出題数)

  • 権利関係(14問)
  • 法令上の制限(8問)
  • 税その他(3問)
  • 宅建業法(20問)
  • 免除科目(5問)

どの科目も満遍なく勉強しました。テキストの読み込みに一番時間をかけたのは権利関係、過去問を解くのに時間をかけたのは宅建業法と法令上の制限という感じでした。

4月末から5月末まで勉強したこと

前半期4月末〜5月末の勉強は、テキストを読み込みました。使ったテキストはわかって合格(うか)る宅建士 基本テキストです。

イラストや表も豊富に使われており、初めて勉強する人にもわかりやすいテキストだと思います。しかし、権利関係に関しての文章は言い回しが多少難しく感じるかもしれません。

私は難しく感じた箇所は、自分なりに解釈した言い回しなどを書き足していました。

1冊としては分厚いのですが、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他でテキストが取り外せるようになっているので、持ち運びにも便利でした。

テキストを読み込むのに一番時間をかけたのは権利関係だったのですが、宅建試験の権利関係は広く浅く出題されるため、深入りすると沼にハマると言われています。

そのため深入り厳禁!とネットにはよく書かれているのですが、私はテキストを読んである程度イメージを頭の中に取り込むことにしました。

個人的には相続や抵当権、借地借家法が苦手だったので、テキストで理解が足りなかった部分はYouTubeの解説動画を見て理解を深めました。

YouTubeにはたくさんの宅建講師の先生方のチャンネルがありますが、私は棚田行政書士の不動産大学チャンネルを主に見ていました。権利関係の難しいところもわかりやすく解説してくれるのでおすすめです!

権利関係の後も宅建業法、法令上の制限、税その他…とテキストの読み込みを進めていきましたが、権利関係は後から取り掛かると時間が足りなくなる可能性もあるので、最初に取り組んでおいてよかったと個人的には思います。

6月から8月末まで勉強したこと

後半期6月〜8月末の勉強のメインは過去問です。日中はまとまった時間が取れなかったので、子どもが昼寝している時やご機嫌でテレビを見ている時に、宅建士試験ドットコムさんの一問一答をコツコツと解いていました。

そして夜、子どもを寝かしつけた後に集中して1〜2時間ほど過去問を解いていました。使っていた過去問集はみんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集です。

12年分の過去問をカバーできるので量をこなしたい人にはおすすめです。

ただ、個人的には解説が少し不十分だったかな…と感じました。解説を読んでもわからない部分が所々あったので、独学で初めて宅建を勉強する人には不向きかもしれません。

過去問の使い方についてですが、過去問は解くというよりも過去問を自分のものにしていくという感覚で私は使っていました。

宅建試験の問題は基本的に四肢択一問題です。四肢択一問題と書くと難しく感じますが、4つの選択肢の中から正解か不正解のものを1つ選ぶというシンプルなものです。つまり4つのうち1つを選んでマークシートに書き込めばOKなのです。

しかし、宅建試験の勉強においては正解の1つだけがわかっていればいいわけではありません。他の3つの選択肢のどの部分が間違えているのか?までをしっかりと考えながら、正解を導き出していくのが合格に繋がる勉強法だと個人的には思います。

大学時代に宅建試験を受けた時の私は、過去問を解いていても正解がわかった瞬間に他の選択肢を読むこともせずに次の問題に移っていました。

この勉強法は量はこなせるかもしれませんが、合格するための勉強法ではなかったと今回宅建試験の勉強をしてつくづく感じました。過去問を解くだけで自分のものにできていなかったんです。

過去問は、どのような文章で受験者を引っ掛けてくるのか?出題者側の意向を読み取る練習でもあります。

この点に気をつけながら過去問を解いていくと、文章は微妙に違うけどほぼ同じところを引っ掛けている問題が毎年のように出題されていることに気づきます。出題者側の癖のようなものがわかってくるんです。

特に宅建業法は引っ掛けてくる箇所がわかりやすいので、過去問で慣れておくことが本番で点数を落とさない大きなポイントです。そして過去問を何周か回していくと、次第に自分の苦手分野が見えてきます。

私は宅建業法や法令上の制限の暗記部分が苦手だということがわかったので、苦手な部分を紙に書き出しました。書き出したものをリビングやトイレの壁に貼り、とにかく暗記しました。

宅建業法の得点源である34条・35条・37条書面の暗記部分に関しては、棚田行政書士の替え歌が個人的にはとても良かったです。

宅建試験の勉強は理解も大事ですが、暗記するべきところはしっかり暗記しないと点が取れません!暗記部分はしっかりと頭に叩き込みましょう!

  • 過去問をしっかりと自分のものにしていく
  • 覚えるものはとにかく頭に叩き込む
  • スキマ時間に一問一答を繰り返し解く

後半期は上記のような地味な勉強を毎日毎日繰り返しました。

過去問の点数が伸び悩んだ時期に「私の勉強法は果たして合っているのだろうか?」と不安になることもありましたが、後半期の地味な勉強が宅建試験に合格するために一番重要だったと今は感じています。

9月から宅建試験までに勉強したこと

9月に入ってくるといよいよ10月の宅建試験がリアルになってきます。と言っても、私の勉強法は基本的に後半期にしていたことと変わらずでした。

直前期に新しく取り入れたことはただひとつ。市販の直前予想模試のみでした。これで合格! 宅建士 直前予想模試を使用しました。

大手の資格スクールが行う模試を受けたい気持ちはあったのですが、ワンオペ育児中の私は模試のために時間を空けるということが難しかったので一切受けていません。

しかし、上記の直前予想模試は3回分も模試を受けることができますし、試験後に見直してみると「すごい!」と感心するほどに2022年度の宅建試験の傾向を掴んでいました。人気の講師の方々のコメントも記載されていて直前期のモチベーションを保つのにもピッタリでした

模試は過去問に比べると、多少難しく感じます。過去問で45点〜48点を取れるようになっていた私でも模試では35点、難しいものだと30点…ということもありました。

しかし、模試は模試。宅建試験の基本は過去問だ!と私は割り切っていたので、模試で点数が取れなくても落ち込むことなく、淡々と間違えた問題の解説を読み込み理解をする…ということを繰り返しました。

試験1週間前になるといよいよラストスパートです。毎年出題される統計の問題の対策をYouTubeで行ったり、過去問でどうしても間違ってしまうところを深掘りして理解を進めていきました。

今振り返ってみると試験1週間前は非常に焦っていました。

しかし、育児があったので勉強だけをするわけにもいかない。もっと勉強がしたい、とモヤモヤと過ごしていましたが、直前期の焦りはそれまで手を出していなかったものに手を出してしまうなど危険なことも多いので、私はここで育児に助けられたのかもしれません。

独学で宅建を勉強して苦労したこと

私は大学時代に資格スクールに通って1度宅建試験を受けた経験があったので、今回15年ぶりの受験でしたが、なんとか独学でも乗り越えることができました。

個人的にはモチベーションを保つのに仲間は要らない派でしたし、人と比べるのも意味がないと思っていたので、SNSでも勉強アカウントのようなものは作っていません。

ワンオペ育児をしながらよく頑張ってこれたな…と自画自賛をしたい気持ちもあるのですが、ただ1つ苦労したことがあります。

それは体調管理。

0歳児は夜泣きもするので常に睡眠不足でした。睡眠不足だと勉強も身に入らないと思い、寝る時間はしっかり確保する・休めるときは休むを徹底していたのですが、気づかないうちにためていたストレスが胃に出てしまったんです…。

宅建試験の1ヶ月ほど前に猛烈な胃痛に襲われ、病院で胃カメラを飲んだ結果、逆流性食道炎と診断を受けました。

育児疲れと宅建試験に受かりたいというプレッシャーが胃に来てしまったんだと思います。実はこの逆流性食道炎は合格してから約1年経つ現在も治っていません。

これを読んでる方は無理をせずに宅建試験を勉強してください。

当ブログでは宅建試験に独学で合格された方にインタビューをしています。ほかの合格体験記はこちらのカテゴリーページからご覧ください。

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アガルートもフォーサイトも合格率が独学の受験生より高く、評判がいい通信講座になります。

軽くそれぞれの特徴(デメリットを含め)を紹介します。

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