- フォーサイトだけでは宅建試験に足りないって言われてるけど本当なの?
- 実際に落ちた人の原因を知りたい
- 不合格時全額返金保証の条件は厳しい?
- フォーサイトの合格率は本当なの?
このような疑問にお答えします。
フォーサイトを受講して、残念ながら2022年の宅建試験に落ちた方のインタビュー記事になります。
一部私が改変、編集、追記していますが、実際にフォーサイトを受講した人の生の体験談が聞けるはずです。
宅建試験に落ちた理由、反省点
私の大きな反省点は2つです。
- モチベーションが維持できなかった
- バリューセット3を活用しきれなかった
以下に詳しくご紹介します。
モチベーションが維持できなかった
モチベーションが維持できなかった大きな原因は『ペース配分を間違えた』ことと『勉強しない日を連続して作ってしまった』ことです。
私は2022年1月中旬にフォーサイトの宅建講座の受講し始めました。
受講を開始した頃が最もやる気が高く、1月〜4月下旬は毎日3〜5時間は勉強していました。ただ、ここで頑張りすぎてしまったため、早々に燃え尽きたような感覚に陥ります。
そんな気持ちを払拭するために「思いっきり気分転換しよう!」と思って迎えたゴールデンウイーク。「家族と過ごす時間」と「勉強の気分転換」を優先しすぎて、ゴールデンウィーク期間中1秒も勉強しませんでした。これが私の大きな間違いとなりました。
「今まで頑張ったし、1週間くらい勉強しなくても大丈夫」と思っていましたが、1週間全く勉強しない日が続いてしまうと、私の場合、勉強を再開するまでにかなりの時間を要しました。その後やっと勉強を再開できたのは、6月に入ってからのことです。
ちなみにこのときモチベーションが復活するきっかけとなったのは、フォーサイトの「戦略立案編」という冊子を読んだことでした。この「戦略立案編」の魅力については、後の『フォーサイトのよかったところ』で紹介しています。
「戦略立案編」のおかげでなんとか調子が戻り、6月〜8月上旬は順調に勉強しましたが、今度はお盆休みで前回同様の失敗を犯します。ゴールデンウィークの反省を生かすべきでした。「1月から勉強をしているから、まぁどうにかなるだろう」と甘くみていたのです。
そして勉強を再開できたのは9月に入ってからのこと。このときすでに「試験まであと1ヶ月!」と思うと、焦る気持ちばかりが大きくなり、勉強に集中できない日々が続きました。
そのまま試験当日まで落ち着かない日々が続き、最後の追い込みどころではないまま試験当日を迎えました。
この一連の経験から、私がモチベーションを保つために重要だと感じたのは以下の2つです。
- 翌日に余力を残すくらいの勉強時間にしておく
- 5分でもいいから毎日勉強する
やる気のままにアクセルを踏み続けると、あっという間にエネルギー切れになることがわかりました。マラソンのようにゆっくりと着実にゴールに近づくには、勉強をしない日を作らず、1日5分でもいいから宅建講座に触れる時間を作ればよかったと思います。
バリューセット3を活用しきれなかった
勉強のスタート時期が早かったため時間がたっぷりあったはずですが、試験直前で「全然間に合わない!」という状態になりました。
それもそのはず、宅建講座を受講開始してから試験の期間は「約9ヶ月」ありましたが、その中で私が実際に勉強した期間は「4〜5ヶ月」ほどだったと思います。
私が受講したバリューセット3は、フォーサイトの宅建講座の中で最も充実した内容のコースです。
例えば、過去問 一問一答(後述します)などやるべきことはたくさんありました。
時間がたっぷりあったはずなのに、活用しきれなかったことを反省しています。
正直、フォーサイトに改善してほしいところ
問題集回答用の「演習ノート」を初めに3冊もらえるのですが、問題集を3周した頃にすべて使い切ってしまいました。とても使いやすかったので、もう1〜2冊はあるとうれしかったです。追加料金を払ってでも欲しいくらい、お気に入りのノートでした。
この演習ノートの魅力についても、この後の『フォーサイトのよかったところ』でご紹介します。
フォーサイトのよかったところ
フォーサイトのよかったところは以下の5つです。
- フルカラーテキストがわかりやすい
- 演習ノートが使いやすい
- 講義動画が聞きやすい時間にまとめられている
- コラムを読んでリフレッシュできる
- 資格解説マンガ・戦略立案編が役立つ
以下に詳しくご紹介します。
フルカラーテキストがわかりやすい

カラフルで印象に残りやすく、イラストや図なども多いので、わかりやすくまとめられていると感じました。項目ごとに星の数で重要度が分かれているのも便利ですし、書き込みができるスペースが作られているのもうれしいポイントです。
演習ノートが使いやすい

4択問題に対応しているノートで、行間隔がちょうどよく、書き込みやすいノートでした。
1ページが5問ずつになっているので、その日に何問解いたかがわかりやすく、1ページごとに「累計問題数」を書く欄もあったので記録しやすかったです。
講義動画が聞きやすい時間にまとめられている
事前にダウンロードしておくと、データ通信料がかからずに再生できるので、家事や移動中によく「耳学」をしていました。1つの講義が長すぎないため、途中で飽きにくく集中して視聴できました。
コラムを読んでリフレッシュできる

テキストの章の終わりごとに窪田講師のコラムが載っています。勉強の合間に読むとちょうどよく気分転換になる内容なので、コラムのページが毎回楽しみでした。
資格解説マンガ・戦略立案編が役立つ

教材が自宅に届いて中身を確認したら、まず「資格解説マンガ」を読みました。マンガなので気軽に読めますし、宅建資格についてわかりやすく描かれているので、宅建初学者の私にピッタリの内容でした。
また「戦略立案編」という冊子には、自己分析や学習計画の立て方、記憶のコツや、メンタル管理などについてがわかりやすく解説されています。宅建資格だけでなく他の様々な資格試験の勉強にも参考になる内容なので、我が家に永久保存するつもりです。
窪田義幸先生が分かりやすかった
「あのー」「えー」など、話し方のクセや独特の言い回しがある人がいますが、講師の窪田先生はそのような独特なクセが少なく、聞き取りやすい話し方でした。
私は他人の話し方のクセが気になって話の内容が入ってこないことがよくありますが、窪田先生の講義はそういったことは一切ありませんでした。
また「試験に出題されやすい・出題されにくい」という点もはっきりと教えてくれるので、勉強する場所が絞れてよかったです。
窪田先生のサンプル講義をご用意しました。
ご自身に合うかご確認ください。
➡窪田先生のサンプル講義はこちら
おすすめのバリューセット
私は「バリューセット3」を選びましたが、理由は「1番充実していれば安心だと思った」ことと「全額返金保証制度」が魅力的だったことです。
過去問 一問一答
申し込みの際バリューセット2と迷いましたが、バリューセット3にしかない「過去問一問一答演習」は以下のメリットがあったので、結果的にバリューセット3を選んでよかったと思っています。
私が感じた「過去問一問一答演習」のメリットは以下の3つです。
- 気軽に解きやすい
- 選択肢の組み合わせに左右されない
- スマホでいつでもできる
ただ、私は過去問 一問一答まで手が回りませんでした。
全額返金保証制度は条件が緩和されました。

フォーサイトのバリューセット3を受講して、たとえ不合格でも全額返金保証がつきます。
全額返金保証制度の条件は以前は難しかったのですが、現在はかなり緩和されて適応されやすくなりました。
たとえば、条件の一つである学力テストは絶対評価から相対評価に緩和されました。
絶対評価の場合は、フォーサイトが意図的に難しいテストを出題すれば、だれ一人条件に適応されなくなります。
反対に相対評価ではフォーサイトがどれだけ難しい問題を出題しても、上位36%は必ず適応されます。
宅建を通信で勉強しましたが、学力テスト受けた結果フォーサイトの全額返金保証の対象に!これで落ち着いてテストを受けられます。
まぁ受かるので返金はされませんが。
それにしても33点以上で返金対象ってみんな勉強してないのでは?と思いました。業法取れればほぼ達成みたいなもんだし pic.twitter.com/NUeFQADtZO— 考え中 (@ihibia1) October 12, 2021
フォーサイト、最終学力テスト…
40/45点で、合格点クリア💮で不合格時の全額返金対象になれました😭
返金いらないから、合格欲しいのであるm(__)m
いや、ほんと返金いらない…😱😱😱— あーる@欧州ブランドバイヤー⇔メルカリ販売 (@aaru25tandco) October 5, 2021
フォーサイトの全額返金の対象になれた、、
でも絶対に受かりたい— うなぎ (@unajuunajuumeee) November 3, 2021
学力テスト以外にも条件があるため、公式ページをご確認ください。
➡全額返金保証制度の条件はこちら
フォーサイトで落ちないための勉強方法
私が考えるフォーサイトを効果的に活用する方法は以下の3つです。
- フォーサイト1本に絞る
- 1巡目でわからなくても諦めない
- スケジュールノートを活用する
以下に詳しく解説していきます。
フォーサイト1本に絞る
参考書や問題集にあれこれ手を出すよりも、フォーサイトを受講するのであれば内容が充実しているので1本に絞るのがおすすめです。特にバリューセット3はそれくらい手厚い内容だと感じました。
後述しますが、フォーサイトだけで足りないということは一切ありませんでした。実際に合格者でもフォーサイトだけで合格したという方は多いです。
スケジュールノートを活用する

スケジュールノートが2冊ついてきました。
最初のページに目標や目的を書くスペースがあるので、モチベーションが下がったときに見返すと当初の目標を思い出すことができてよかったです。
また、勉強のスケジュールを細かく書き込めるのはもちろん、1日ごとに「実際にどのくらい勉強したか」「反省点・対処点」を書き込むスペースもあります。
その他にも「試験直前に準備すること」「試験当日の持ち物」「試験に打ち勝つための十カ条」なども載っていて、至れり尽くせりの内容です。このスケジュールノートをうまく活用することが合格に繋がるカギだと思います。
1周目でわからなくても諦めない
これはフォーサイトや宅建試験の勉強に限らず、色々な勉強についてよく言われていることだと思います。
私は宅建試験初挑戦で、不動産業に従事したこともありません。ですので今回のフォーサイト宅建講座を受講したときは「宅建の知識ほぼ0」の状態からのスタートでした。
フォーサイトを受講する前に市販の参考書を購入し少し読みましたが「書いてあることの意味がまったくわからない」「意味がわからないから、読んでいて楽しくない」「読み進められない」「数ページ読んだだけで諦める」という、まったくのお手上げ状態でした。「まず1周する」ことだけでも、初学者にとっては大きなハードルになりますよね。
講義動画を見ながら、その内容にあったテキストを見るのが1番頭に入ってきやすいと感じました。独学から早めにフォーサイトの宅建講座に切り替えてよかったです。
フォーサイトのテキストだけでは宅建試験に足りない?
実はフォーサイトはテキストが薄いから落ちると言われてます。
フォーサイトで宅建学習の感想。フォーサイトは民法の学習が圧倒的に足りない。独学で身に付けた結果一発合格出来たが、フォーサイトだけでは不合格だったと思う。因みに今行政書士の勉強してるが、民法独学で学習しておいて本当に良かった。#宅建#フォーサイト#行政書士— ORTEGA (@concern0507) February 16, 2022
しかし、それは間違いです。
事実、フォーサイトで合格した人は「フォーサイトだけで十分だった」と口をそろえて言ってます。
■フォーサイトだけで十分合格圏。捨てるべきところは捨て、難問はスルー
一番お伝えしたいのはフォーサイトの教材(基礎+過去問+直前対策講座)だけで十分に合格できるということです。私がフォーサイト以外で勉強したのは市販の模試を2回分だけです。
次に捨てるべきところは捨てて、難問はスルーすることです。具体的には以下の3つです。
①「権利関係」は出やすいところ、かつ得点のとりやすいところだけ講義をして他は省略しますが、省略したところは勉強する必要はありません。私は一切やりませんでした。
②「法令上の制限」、「その他の法令」でも難問が出やすい分野を先生が教えてくれます。そういったところも過去問題集のAとB難度の問題が解ける範囲で勉強をとどめたほうがいいと思います。
③過去問題集は4科目ともD難度の問題と捨マークの付いた肢はやりませんでした。特に権利関係の過去問はD難度と捨マークの肢がかなりあり、最初は飛ばして大丈夫かと思いましたが、合格点を取るには問題ありませんでした。正解すべき問題を確実に正解できるようになることに集中するべきだと思います。
フォーサイトを信じて勉強すれば大丈夫です。
フォーサイト合格者の声
フォーサイトだけで一発合格!
フォーサイト合格者の声
受験生時代に私自身も合格体験記に励まされて頑張れました。フォーサイトの教材だけで大丈夫という言葉がイマイチ信用できなかったのですが、結局、私もフォーサイトの教材だけで大丈夫と言うことしかできません!
宅建はフォーサイトの教材だけで合格できますよ
フォーサイト合格者の声
2ヶ月の間フォーサイトの宅建のテキストだけを信じて受かった
フォーサイト合格者の声
2月に教材が届いてからフォーサイトだけで勉強して合格
フォーサイト合格者の声
なぜフォーサイトのテキストは足りないから受からないと言われてるのでしょうか?
それは頻出論点でも得点しにくい部分は大胆に捨てるカリキュラムだからです。
例えば権利関係の「抵当権、不動産登記法、区分所有法」は思い切ってカットしています。
対して、他社教材の場合はこれらの論点をガッツリやってます。
そのため、フォーサイトだけでは足りない、受からないと言われてるのです。
しかし、フォーサイトだけでは落ちるというのは間違いであることは合格者の声で証明済みです。
頻出論点を切るのは心配されるかもしれません。
大丈夫です。大手予備校のTACも捨てることを推奨しています。
抵当権は「出題可能性が非常に高い」、あとの二単元(不動産登記法、区分所有法)は「ほぼ100%出題される」という位置づけの単元です。
TACから引用
そう聞くと、「何とかしたほうがいいのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、正面きって真面目に勉強することはお勧めできません。というのも、いずれの単元も、内容が細かく、合否に影響しない「捨て問」が出題されることも多いためです。
「頻出論点に絞って学習する」、「テキストはほどほどに、いきなり過去問を解き始めて、過去問をテキスト化してしまう」等、ある程度手を抜いてほしい単元です。
- 得点しやすい重要論点を繰り返し学習できるから確実に得点できる
- 反復学習がしやすい
- 挫折しにくい
- 楽に合格できる
- 何点でも宅建試験に合格すれば同じ
私はフォーサイトの高い合格率はこの「ガッツリ捨てる」カリキュラムにあると思います。
効率よく、楽に合格するには、やっても正答できない論点ではなく、得点しやすい論点を集中的にやるべきです。
その証拠に「宅建業法」や「法令上の制限」「その他の法令」はかなり多量の問題演習をします。
フォーサイトが捨ててる論点(抵当権、不動産登記法、区分所有法)は得点できなくても、宅建試験の合否には関係ありません。
権利関係をガッツリやると一年以上の学習になるでしょう。
この選択と集中のカリキュラムのおかげでフォーサイトは高い合格率を維持できてるんです。
そもそも宅建試験は落ちるのが普通
宅建試験はそもそも落ちるのが普通です。宅建の合格率は例年約15%~18%です。(参考 宅建試験公式ページ)
そのため、落ちた人が多数派の試験です。さらに、この合格率には1年目、2年目で合格した人もいるでしょう。
よって、一発合格者は約15%~18%より低い合格率になると思います。
フォーサイトの宅建講座の合格率は嘘?
フォーサイトの宅建講座の合格率は75%と全国平均の4.41倍です。これは改ざんしてるのでしょうか?
答えは実態を表しています。
フォーサイトの合格率はアンケート調査に基づくものです。このアンケート調査は合格者だけではなく、落ちた人にもアマギフを渡して実施されます。
本試験・合格発表後に実施している「受講生アンケート」を集計したデータを公開します。合否や満足度の高低を問わずAmazonギフトコードを差し上げていますので、公平な集計結果となっています。
フォーサイト公式ページから引用
これが万が一、合格者のみに高額な特典を渡していては意図的に合格率を操作してることになります。
フォーサイトは合格者、不合格者にも平等の特典をつけてるため、合格率は信頼できると思います。
しかし、途中で挫折した人はアンケートにすら答えないかもしれないのでそこは注意が必要です。
今回はフォーサイトで不合格になった方にインタビューしましたが、下記の記事は逆に合格者にインタビューをしました。

